
平成26年4月より、運行安全性を確保することを目的に、新しい貸切バスの運賃・料金制度が開始となりました。
貸切バスの運賃・料金=(1)運賃 + (2)料金 + (3)実費 |
時間制運賃 = (走行時間+2時間) × 時間単価 |
※走行時間は最低3時間とし、出庫前および帰庫後の点検等の2時間分を回送時間を含んだすべての走行時間に加算し、1時間当たりの運賃額を乗じた額となります。
宿泊を伴う際は、宿泊地到着後及び出発前の各1時間を点検等の時間として加算。
※30分未満は切り捨て、30分以上は1時間に切り上げ。
キロ制運賃 = 走行キロ × キロ単価 |
※出庫から帰庫までの距離に1キロ当たりの運賃額を乗じた額となります。
※10キロ未満は10キロに切り上げ。
運賃 | 車種 | 上限額 | 下限額 |
時間制運賃 (1時間当たり) |
大型車 | 7,680円 | 5,310円 |
中型車 | 6,480円 | 4,490円 | |
小型車 | 5,560円 | 3,850円 | |
キロ制運賃 (1キロ当たり) |
大型車 | 170円 | 120円 |
中型車 | 150円 | 100円 | |
小型車 | 120円 | 80円 |
交替運転者配置料金
法令により、実車距離(乗車地点から降車地点までの距離)が原則500キロ(午前2時から午前4時にかかる夜間運行の場合は原則400キロ)を超える場合または運転時間が9時間を超える場合は、交替運転者の配置が必要となります。
交替運転手の配置が義務付けられる場合、及び、交替運転手の配置について運送申込者と合意した場合には、交替運転手配置料金の上限額及び下限額の範囲内で計算した額が適用されます。
深夜早朝運行料金
22時以降翌朝5時までの間に点呼点検時間(回送時間を含む)が含まれた場合、含まれた時間にかかる「1時間当たりの運賃」及び「交替運転者配置料金の1時間当たりの料金」については2割増料金となります。
特殊車両割増料金
以下の車両については、運賃の5割以内の割増料金を適用することができます。
・標準的な装備を超える特殊な装備を有する車両
・「当該車両購入価格を座席定員で除した単価」が「標準的な車両購入価格を標準的な座席定員で除した価格」より70%以上高額である車両
料金 | 上限額 | 下限額 | |
交替運転者配置料金 | 時間制料金 (1時間当たり) |
3,080円 | 2,130円 |
キロ制料金 (1キロ当たり) |
40円 | 30円 |
深夜早朝運行料金 | 時間制運賃及び交替運転者配置料金(時間制料金)の2割以内 |
特殊車両割増料金 | 運賃の5割以内 |
ガイド料、有料道路利用料、航送料、駐車料、乗務員宿泊料等運送以外の経費が発生した場合は旅客の実費負担となります。
(例) 静岡日帰りの場合 横浜市内8時出庫〜20時帰庫の大型バス1台あたり ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ☆走行時間 12時間(内、運転時間7時間)+2時間(出庫前、帰庫後点検等それぞれ1時間) ☆走行距離 400キロ(出庫から帰庫) |
(1)運賃
時間制運賃5,310円(下限額)×14時間=74,340円 ・・・A
キロ制運賃120円(下限額)×400km=48,000円 ・・・B
A+B = 122,340円
(2)料金
交替運転者の配置料金、深夜早朝運行料金ともに該当はしないため料金はかかりません。
運賃・料金合計 (1)運賃+(2)料金=122,340円+消費税 |
※各上限額・下限額は時期等により変動いたします。
お客様のご利用内容(出発地、行き先、経由地、ご利用時間、ご利用車種など)に応じて算出いたしますので、お気軽にお問い合わせください。